業種別のGoogle広告ベンチマーク

Google広告の業種別ベンチマーク。検索広告の平均CTR、クリック単価、コンバージョン率、リード単価を、サンプルとデータ期間を明記した実名レポートから転載しています。

検索広告には性格の異なる2つの母集団があるため、ここでは2つのレポートを掲載しています。1つ目は米国のキャンペーン13,474件からなる代理店のサンプルで、リード獲得を目的とする中小企業に偏っています。CTRの中央値は6.64%、クリック単価の中央値は$5.42です。2つ目はD2Cのeコマースブランド21,000社で、CTRの中央値は1.6%前後です。

どちらも間違いではありません。ローカル検索と指名検索は、広範なeコマースのキーワード網羅では到達できないクリック率を獲得します。またリード獲得型のキャンペーンはリードをコンバージョンとして計上し、店舗は購入を計上します。自社に近いほうのサンプルと比較し、もう一方は無視してください。

発行元は明記しているのに、転載記事の多くが落としている注意点があります。規模の大きいほうのサンプルはGoogle AdsとMicrosoft Adsの検索キャンペーンをまとめて対象としており、数値は平均値ではなく中央値です。

検索広告 — 米国の中小・中堅広告主

このサンプルに含まれる対象: 米国の検索キャンペーン13,474件(Google AdsおよびMicrosoft Ads)。リード獲得型に偏った構成

業種CTRCPCCVRCPA
Animals & Pets7.49%$4.0616.22%$31.50
Apparel / Fashion & Jewelry6.64%$4.444.5%$97.51
Arts & Entertainment12.75%$1.635.91%$26.84
Attorneys & Legal Services5.87%$9.875.55%$131.63
Automotive — For Sale8.28%$2.276.01%$44.26
Automotive — Repair, Service & Parts5.56%$4.3515.51%$29.96
Beauty & Personal Care6.75%$4.6210.35%$39.25
Business Services6.1%$5.874.85%$93.69
Career & Employment5.88%$5.813.05%$67.36
Dentists & Dental Services5.66%$8.0010.67%$72.97
Education & Instruction7.56%$4.8113.14%$77.48
Finance & Insurance9.83%$3.392.64%$74.44
Furniture6.57%$3.972.99%$106.70
Health & Fitness5.81%$6.176.94%$67.36
Home & Home Improvement6.47%$8.338.05%$90.92
Industrial & Commercial6.57%$5.878.2%$75.19
Personal Services7.16%$7.1712.34%$54.60
Physicians & Surgeons6.61%$4.7612.43%$40.04
Real Estate7.61%$3.223.7%$102.51
Restaurants & Food6.83%$2.058.05%$30.57
Shopping, Collectibles & Gifts8.28%$4.144.01%$49.40
Sports & Recreation8.75%$2.777.69%$44.26
Travel9.32%$2.145.83%$44.70
全業種 · 発行元による数値6.64%$5.428.18%$66.69

業種名は発行元の表記のまま掲載しています。

出典

発行元
LocaliQ / WordStream
データ期間
1 Apr 2025 – 31 Mar 2026
サンプル
13,474 search campaigns, minimum 52 active campaigns per subcategory
対象地域
United States
統計量
数値は中央値です

この表についての注記

  • タイトルにGoogle Adsとありますが、発行元はサンプルをGoogle AdsとMicrosoft Adsにまたがる検索キャンペーンと説明しています。
  • 数値は平均値ではなく中央値です。外れ値の影響を抑えるためだと発行元は述べています。
  • この代理店自身の顧客基盤に偏っており、中小企業とリード獲得の比率が高い構成です。
  • 全業種の行は発行元が公表している数値です。上の各行の平均ではないため、両者を同じ数字として扱わないでください。
  • このレポートのCPAはリード単価です。Career & EmploymentとHealth & Fitnessはいずれも$67.36、Automotive — For SaleとSports & Recreationはいずれも$44.26と記載されています。発行元のページに掲載されたとおりであることを確認済みです。

検索広告 — D2Cのeコマース

このサンプルに含まれる対象: D2Cのeコマースブランド21,000社以上。キャンペーンタイプの記載はありません

業種CTRCVRCPA
Apparel & Accessories1.67%2.78%$25.40
Beauty1.61%4.33%$25.39
Home & Garden1.54%2.3%$38.94
Food & Beverage1.63%4.26%$23.65
Sports & Outdoors1.67%2.63%$30.42
Health & Wellness1.73%3.41%$34.76
Electronics1.59%2.08%$39.72
Toys, Art, & Collectibles1.62%3.01%$25.12
Pets & Animals1.78%4.4%$25.05
Automotive1.89%1.9%$38.14
Baby1.63%3.12%$24.14
Lifestyle & Boutique1.58%3.28%$24.07
Travel Accessories1.73%2.39%$31.78
Books & Music1.72%4.3%$20.97
Business Supplies & Equipment1.53%2.58%$38.39

業種名は発行元の表記のまま掲載しています。

出典

発行元
Triple Whale
データ期間
1 Aug 2025 – 31 Jul 2026
サンプル
Over 21,000 brands on the Triple Whale platform
対象地域
Not stated
統計量
数値は中央値です

この表についての注記

  • D2Cのeコマースブランドのみで、LocaliQのサンプルとは広告主の母集団が異なります。
  • どのキャンペーンタイプ(検索、ショッピング、Performance Max)が含まれるかを発行元は明記していません。
  • このレポートにクリック単価の列は掲載されていません。
  • この表のCTRは約1.6%で、LocaliQの表の約6.6%と差があります。これは矛盾ではなく広告主構成の違いです。広範なeコマースのキーワード網羅に対し、指名検索と購買意欲の高いローカル検索に偏った中小企業のキャンペーンという違いがあります。

この数値の使い方

ベンチマークは他社のサンプルの説明であって、目標ではありません。目指すべき数字は自社の損益分岐点です。粗利率が許容するコンバージョン単価、あるいは原価を賄ったうえで利益が残る広告費用対効果がそれにあたります。まず計算ツールでそれを求め、そのうえでベンチマークを使って、市場がその水準で成立しているのかを確かめてください。

自社の数字が表から大きく離れているときは、アカウントを見る前にサンプルを確認してください。店舗をリード獲得のサンプルと比べたり、指名比率の高いアカウントを広範な新規獲得と比べたりすると、健全な状態でも壊れているように見えます。各表の上にあるサンプルの説明は、まさにその確認のためにあります。

これらの指標の計算ツール

よくある質問

Google広告のCTRはどれくらいあればよいですか?
トラフィックに占める指名検索の割合によって変わります。米国の代理店サンプルでは全業種の中央値が6.64%で、Arts & Entertainmentが12.75%、自動車の修理・整備が5.56%です。一般キーワードを広く配信するD2Cストアはこれよりはるかに低くなりますが、それで問題はありません。
クリック単価がベンチマークより高いのはなぜですか?
主に競合状況と検索意図です。法律サービスはクリック単価の中央値が$9.87、住宅リフォームが$8.33である一方、旅行は$2.14です。同じ業種の中でも、一般キーワードや購買直前の高意欲キーワードは、指名キーワードの数倍の単価になります。
ここでのリード単価はCPAと同じものですか?
代理店のレポートについては同じです。このレポートのコンバージョンはリードなので、CPLの列は、eコマースの広告主がリードイベントに対してCPAと呼ぶものにあたり、購入1件あたりの費用ではありません。

データの扱い方

  1. すべての数値は公開レポートから転記し、発行元、サンプル、データ期間、リンクを付けています。推計や「およそ」への丸めは行いません。
  2. 発行元を混ぜることはありません。あるレポートのクリック率と、別のレポートのCPMが同じ行に並ぶことはありません。
  3. 各表にはサンプルに誰が含まれるかを明記しています。レポート間の差の大半は、意見の相違ではなく広告主構成の違いで説明できるからです。
  4. 発行元の誤りや古いデータセットは、黙って修正したり別の出典で差し替えたりせず、注記として残しています。

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